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「ドゥアン」結構、このことばは会社の中で使います。タイ人従業員に指示を出すときに「急ぎで!」という意味で使います。

これだけだとちょっと素っ毛ないので「ナ」を付けて「急ぎでな!」という風に少しおだやかに、それでも念を押すように言います。「ナ」は語尾を上げ気味で発音します。

社内でタイ人従業員に内線で指示を出して、「持って来るように」といっても、なかなか持ってこない。10分ほどしてようやく持ってくる。日本では考えられません。

上司が「持って来い」と言えば、すぐに持ってくるのがあたり前。「顧客から電話がかかって来て」なんて言いわけは受けつけません。

しかし、タイでは間を置いて部下が作業をすることもしばしば。きっと、急ぎなのか急ぎでないのかわからないのでしょう。それにいちいち怒っていてもラチがあかない。

でも日本では上司が指示を出せば何を差し置いてもそれをする、というのが仕事の基本と教えられています。その仕事の基本を知らないのです。

いちからそれを教えてもいいのですが、本当に急ぎの時は「急ぎでな」といった方が確実。そういう時にこのタイ語を使います。

さすがに「急ぎでな」といえば、タイ人従業員も急ぎます。トロトロ時間をおいて作業をすることはありません。やればできるのです。そういう風に仕事をさせるよう、ことばの使い方をちゃんとすれば、こちらもストレスが軽減されます。

「急ぎ」といえばタイ語初心者でも知っている「レオレオ」ということばがありますが、これを指示の時に添えても十分にタイ人には通じますが、「ドゥアン」はそれよりも早いイメージです。「早く」と「急ぎ」の違いでしょうか。

この「ドゥアン」はよく告知などで使うことがあります。例えば、開店準備中の料理店の入り口に貼り出してあり「至急従業員募集!」などで「ドゥアン」を使います。また空き家になっている入り口の所に貼り紙があり、「至急売り」とあります。この時も「ドゥアン」。とにかく何をさし置いてもという時に使うことばで、社内のタイ人従業員に指示を出す時には非常に有効的なことばです。

 

2016年1月20日 タイ自由ランド掲載

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明日の朝9時に、明日の朝11時に

集金やお届けものなどで社内で指示を出すとき、ちゃんと時間通りに行ってもらうことにも気を使います。タイ人には日本人的な感覚がわからないため、ニュアンスでモノを伝えるということは避けた方がいい。ですから、はっきりといつなのかを指示するのがよいでしょう。
例えば、「明日の朝」だけでは午前9時にメッセンジャーに行かせるのか、午前11時に行かせるのかわかりません。できるだけ「明日の朝9時に、明日の朝11時に」などと限定した言い方の方がちゃんと伝わりやすい。

「明日の午後」とか「明日の夕方」とかいうのもかなりあいまい。ですから「明日の午後1時から3時まで」という言い方がよい。
もちろん、時間指定の場合はその時間を伝えるのですが、タイ語で時間を言う時、例えば「明日の午後4時」という場合に「プルンニー・スィーモーン」という言い方をすると、タイ人は「明日の午前10時かな」と思う人もいます。朝8時を「朝2時」、朝9時を「朝3時」、朝10時を「朝4時」というタイ語での言い方もするので、「4時」というのは午前10時と午後4時の2回やってきます。

そういう時は「スィー・モーン・チャオ(朝4時)」かあるいは「スィーモーンイェン(夕方4時)」かをはっきり指示する必要があります。

時間の確認は相手に時間通りに行かせるために最も重要なやりとりです。そのため、自分が言った時間を復唱させ、間違いがないかを確かめる作業をその都度やる必要があります。

時間通りに到着しない、ということはタイ人従業員にとってはそれほど重要じゃないかもしれません。この意識を変えていくのは非常に大切なことで、細かく、いつもいつも言い続ける必要があるでしょう。

 

2015年12月5日 タイ自由ランド掲載