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社内でのタイ語会話で、ちょっと難しい、初級、中級の日本人ではあまり使わない「チェタナー」ということばについて書いてみることにします。

 

このことばは「意図する」「故意にする」などという意味で、タイ人同士のせめぎあいや、日本人上司とタイ人部下のマネージャーとの間で起こる確執などの時に登場します。

「話を自分の思う方に持っていく」という意味があり、例えば、日本人上司が、タイ人部下のマネージャーに、マネージャー補佐をつけたいと言いました。

 

補佐になる人物を選び、さて、マネージャーに指示して補佐に仕事を覚えさせるように言います。

しかし1ヵ月たっても補佐らしい仕事をしていない。マネージャーに「あなたが教えるよう、私は指示したはずだが」と問いつめると、不満顔をあらわにし、「わかりました」と言います。 しかしやはり、補佐に仕事を教えません。「チェタナーチャイマイ?」と言い、「意図的にやっているんでしょ?」と、皮肉まじりに相手の心を見透かします。

 

よく、タイではありますが、タイ人マネージャーは、自分の仕事を教えると、その人が自分にとって代わるのではと考え、意図的に作業を教えません。

要するに、日本人上司の意図ではなく、タイ人マネージャーの意図でコトが運ばれていく、そういう時に「チェタナー」を使い、あなたの意図だろ!と叱責します。

 

この「チェタナー」ということばの発音ですが、チェとタについて、外にツバをはかないで口の中で発音します。英語で表わすならcheとce、thaとtaでしょうか。

前者がツバをはき、後者はツバをはかず、口の中でことばを発する。そして、チェタナーは動詞の役割ですが、そのあとに動詞をつけてもOK。少しはタイ語を話せる人は、タイ人の意図的な行為に対して「チェタナー・チャイマイ?」と、指摘してみましょう。

 

2015年11月20日 タイ自由ランド掲載