カンボジア人2,000人による 「JICA同窓会」が総会開く

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カンボジア人2,000人による 「JICA同窓会」が総会開く

JICAの研修や留学で日本に渡ったことのあるカンボジア人約2,000人でつくる「JICA同窓 会」が2月末、第6回となる総会をプノンペン市内で開きました=写真。同会は会員相互の交 流を深めるとともに、日本での経験や学んだことを共有することを目指します。また、よりよ いカンボジアの社会づくりのために、それぞれ の専門分野を生かした社会貢献活動も展開して います。 2月の総会には約150人が参加し、4月から の今後1年間の活動方針などを話し合いました。前年度は日本のNGOから寄付を受けた車い すの贈呈をしたり、地方の住民向けに出生届 けや住民登録などを促 進するセミナーを開い たりしました。2017 年度は交通安全や献血 推進、食品の安全など カンボジアで近年深刻 化している問題をテー マにした社会活動を展開予定です。同会のチン・マリ会長は、名古屋大学に 2005年に留学しました。現在は司法省の次官 ですが、同大学の博士課程で学業も続けていま す。カンボジアのJICA同窓会は、他国の同様の会のなかでも特に活発です。 同会では2017年度より、カンボジア国内の 高校や大学での「キャリアガイダンス」も始め る予定です。チン・マリ会長のようにJICAを 通して日本で学んだ先輩たちの経験が積み重なり、カンボジアの若い世代を育てる糧にもなっ ています。

 

2017年4月5日 タイ自由ランド掲載

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